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北山杉・吉野杉そして桂利休


2018.08.02 カテゴリ: タグ:

ka京都 北山杉

奈良 吉野杉

これから始まるY様宅の材木の仕入れをする為に、お施主様を連れて見学に行って参りました。

さすが、北山・吉野となれば、日本でもゆびおりの杉・桧の産地です。

普段ではお目に掛かれない様な見事な役物(造作材)に巡り合えます。

木の好きな私にとって、衝動買いしたくなるほどの品ぞろえです。

そこはグッとこらえて、本来の趣旨である磨き丸太の選別へ。

今回の要望としては原点が足場丸太という事。

これには高崎市の文化財にもなっております、井上房一郎邸が参考になっております。

決して、数寄屋の様な洗練された使い方という事ではなく、素材そのものの質感をストレートに表現できるかが原点です。

勿論節が入っている事なども、自然の木材としての当然の出来ごととして受け入れていきます。

中には湿気からカビが入り青く筋がはいってしまうものも当然の出来事として受け入れます。

素材の良いとされるころだけではなく、本来素材としては避けられるような部分もそれを自然として受け入れる。

すべてを含めてそれを良さとして表現できる事。

井上房一郎邸の良さはそこにあると私は思っております。

それを現代に復刻する。

結構、ハードルの高いテーマです。

 

また、さらに今回はタイミング良く、桂離宮の見学予約を取る事が出来ました。

私の考える数寄屋建築の原点がここにはあります。

かつて、世界的建築家であるブルーノタウトがここを訪れた際に、

「泣きたくなるほどの美しさ、ここにあり。」

と、言われたのは有名なお話です。

 

日本の建築の歴史は400年刻みです。

数寄屋建築が始まって以来、約400年が経過しております。

そして西暦2000年を超えた現在において、これからの住宅建築の400年が始まっております。

この数寄屋建築400年の歴史を踏まえて私の考えるこれからの400年を刻む住宅建築こそが、今まさに取り組んでいる住宅建築であります。

ヤマイチが掲げる、「400年を刻む工務店」とはこの事をテーマとした言葉です。

京都にお伺いする機会は数多くとれる訳ではありませんが、こうやって原点に触れる事の大切さは、ここに訪れる度に素晴らしく実感させられます。


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